よく祖母の畑仕事について行った。
手士ヶ原(てしがはる)という 山を切り開いた畑だが、
小高い丘みたいで、向かいに見える山が手に取るように近くに見える。
お気に入りの畑だ。
そこでは、大根、白菜、牛蒡、ねぎなどを作っていた。

私はここの、黒くさらさらした土が好きだった。

雨上がりの、湿った黒土の芳醇な匂い。
暖かく光を受けて 蒸れた大地の匂い・・・。
宗次郎さんの『春の土』を聴くと この土を思い出す。



         


土遊びに飽きると、笹舟を作って 水路に流したり、
近くのどんぐりの木に登って、山を眺めたりしていた。
ほかに何にも遊びが無くても 退屈しても、やっぱり畑に行くのは大好きだった。

祖母が亡くなり、畑は伯父達が借りて トマトや唐黍(玉蜀黍より硬い)、
いろんな作物作りに挑戦していた。
最近は兄のトマトが 豊作だったそうだ。


夫と結婚する時、散歩の道にこのコースを選び、
何年振りかで行ってみたが、随分感じが変わっていた。
あれから7年。
今度はどう変わっているだろう・・・。







                 
HOME

      

[PR]当たる!無料占いで運命鑑定:プロの占い師による本格運命鑑定が無料で